パッシブ技術研究会とは、パッシブ換気の温暖地・蒸暑地への普及を目指し、関東以西(関東から九州)において現実的で自然の力を上手く取り入れた住宅づくりを目指しています。

インフォメーション-パッシブ技術研究会

2020年総会&勉強会

2020年9月29日

さる611日、今年はコロナ渦のため、ZOOM開催で第8期目となる2020年度の総会を行いました。

昨年も5回の勉強会と大合宿への参加、そしてワーキング活動として「パッシブ換気の紹介動画」を作成しました。7月よりHP上で公開しております。また新入会員が3社あり20社のスタートとなりました。本年度はコロナ渦ではありますが、ZOOMを活用し例年通り勉強会を5回計画しています。それぞれ事業報告、決算、事業計画、予算が審議可決され2020年度がスタートしました。

総会の後は基調講演です。

第一部では高知工科大学の田島先生より「パッシブ換気の風量計算法」についてご講演頂きました。パッシブ換気は各部屋へ給気を行わず床下へまとめて給気するため、その給気が各部屋へ廻るのか?ということについてシミュレーションで計算出来るように計算ソフトを作成頂きました。これにより簡便にパッシブ換気の換気量計算を可能とすることが出来るようになりました。

第二部は北海道大の菊田先生より「北海道の断熱・気密・蓄熱に関する最新研究報告」のご講演です。蓄熱の活用についてアンケート調査結果も含め活用状況や効果と、断熱気密層の層構成をシミュレーションにより解析を行った結果について報告頂きました。

たっぷり5時間近く、ネットにも関わらず内容の濃い充実した総会となりました。