パッシブ技術研究会とは、パッシブ換気の温暖地・蒸暑地への普及を目指し、関東以西(関東から九州)において現実的で自然の力を上手く取り入れた住宅づくりを目指しています。

インフォメーション-パッシブ技術研究会

さる2月18~20日で、今回は提携団体であるパッシブシステム研究会の大合宿への参加と当会の特別視察研修会として北海道札幌市へ行ってきました。

大合宿では、まず福島先生よりパッシブ換気の維持管理として給気管や排気筒などの汚れの実態調査で、汚れは問題ないレベルでパッシブ換気の維持メンテナンスの優位性が報告されました。その後は恒例の生討論で会員それぞれの悩みや課題が闊達に意見交換され、初日最後は林先生による講演で気密化と計画換気の実態とリスクなどを解説いただきました。

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2日目は北大の荒木先生より室内空気汚染やシックハウス症候群について講演いただき、室内の汚染物質は様々な要因があるがそれを予防するために換気はとても重要な役割を持っているということがよくわかりました。

大合宿後は当会の特別視察です。

北海道でパッシブ換気にも取り組んでいる大杉先生のご自宅の見学、そして北大名誉教授の自宅で40年前のパッシブハウスである旧荒谷邸の見学、

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翌日はパッシブシステム研究会の現場やモデルハウスの見学で地域が違えど会社ごとに様々な取り組みがありやはり得るものがとても多い視察ツアーとなりました。

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【大合宿】

・特別講演「パッシブ換気パーツ維持管理必要性調査結果と機械換気の抱える課題」

北海道科学大学 教授 福島 明先生

・全員参加型「なんでも話そう生討論」

・基調講演「常時換気効果の実態とパッシブ換気の展開」

国立保健医療科学院 統括研究官 林 基哉先生

・特別講演「私たちの身近な住まいの室内環境と健康」

北海道大学環境科学研究教育センター 特任准教授 荒木 敦子先生

【特別視察】

・大杉邸(アトリエオーツー設計)

※JIA北海道支部住宅部会2013 新人賞、日本建築学会 2014北海道建築奨励賞

・旧荒谷邸(北大名誉教授の自宅で40年前のパッシブハウス)

・大杉先生を囲んで討論&懇親

・パッシブシステム研究会メンバーのモデルハウス・現場視察

辻野建設建築中現場見学と当別田園住宅プロジェクトの取組見学

道東ハウス工業モデル、松浦建設モデル2件