パッシブ技術研究会とは、パッシブ換気の温暖地・蒸暑地への普及を目指し、関東以西(関東から九州)において現実的で自然の力を上手く取り入れた住宅づくりを目指しています。

インフォメーション-パッシブ技術研究会

2019年7月勉強会

2020年4月24日

7月勉強会は毎年恒例のパッシブ換気シンポジウム「全館空調時代を迎え断熱のその先について考える 」として7月26日(金)に自由学園明日館にて開催しました。

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ZEHを始め、住宅の高性能化が進み断熱技術が確立していく中、全館空調が話題となり様々な全館空調のシステムが多数開発され世の中に供給されています。現在の省エネは部分間欠暖房がベースですが増エネにならないのか?また一般の人へ全館空調という考え方がどこまで浸透するのか?そんな疑問や、高性能化に伴い気密化が更に向上する中、みなさんが気づいていない換気や空気質について再考する機会として、本年「日本建築学会賞(論文)」を受賞された林先生と当会顧問の福島先生をお招きしご講演頂きました。

住宅が設備化して行く中で換気の難しさと昨今の全館空調に対して、地域に根ざした工務店や設計事務所にとって取るべき選択として時代をリードする「イノベーション」としてのパッシブ換気の良いところを改めて認識できる良いセミナーとなりました。

第一部 「住宅の気密化とシックハウス対策の換気」

国立保健医療科学院 統括研究官 林基哉先生

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第二部 「住宅における全館空調時代の換気と冷暖房について考える」

北海道科学大学 教授 福島明先生

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