パッシブ技術研究会とは、パッシブ換気の温暖地・蒸暑地への普及を目指し、関東以西(関東から九州)において現実的で自然の力を上手く取り入れた住宅づくりを目指しています。

インフォメーション-パッシブ技術研究会

兄弟会(兄貴分)であるパッシブシステム研究会が開催している大合宿へ今年も参加してきました。今回は当会から3社6名での参加です。

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 まず最初に理事長の絵内先生による挨拶で始まり、北総研の村田さやかさんによる「換気に必要な気密性とは」と題した講演です。良好な空気室の維持と熱損失の低減という2つの支店から必要な気密性能について説明頂きました。その後何でも話そう生討論ではパッシブ換気の良いところや設計方法、メンテナンスまで様々なナマの話を聞くことが出来ました。続いて北大の菊田先生による「ソーラーウォーマー搭載しようパッシブ換気住宅の空気解析」と題し空気・温熱環境の検証結果とソーラーウォーマーとパッシブ換気の最適な組み合わせについて提案をいただきました。

 2日目の特別講演は気象予報士の菅井貴子さんです。「建築の室内気候と防災」と題し気象の話をとても楽しく学ばさせていただきました。特に最後、災害時に行政としては避難所になるべく来ること無く自宅で過ごして欲しいと思っている(全員が避難できる施設を用意することは不可能)と住宅の性能が高ければ自宅で待機できる可能性が高まることは非常に意義のある事と、レジリエンスにも役に立つパッシブ換気の良さを再認識することが出来ました。

横浜ご出身とのことなので一度東京に呼んで話をしていただきたいなと思いました。