パッシブ技術研究会とは、パッシブ換気の温暖地・蒸暑地への普及を目指し、関東以西(関東から九州まで)において現実的で自然の力を上手く取り入れた住宅づくりを目指しています。

パッシブ換気Q&A

パッシブ換気Q&A

パッシブ技術や換気に関するよくあるご質問にお答えいたします。

定 義

Q1.「パッシブ換気」の定義を教えて下さい。

Q2.パッシブ換気とはなんですか?

Q3.パッシブ換気に必要な事は何ですか?

特 質

Q4.何故デマンド制御に湿度を使用するのですか?

Q5.パッシブ換気のメリットはなんです?

Q6.デメリットはありますか?

Q7.パッシブ換気は、快適に暮らせますか?

Q8.全館空調とパッシブ換気の違いは何でしょうか?

Q9.冬・夏それぞれの過ごし易さはどうですか?

地 域

Q10.パッシブ換気を使用できない地域はありますか?

計 画

Q11.パッシブ換気を採用すると、間取りに制限はありますか?

躯体性能

Q12.断熱材はどのような物を使うのですか?

Q13.気密について教えて下さい。

運用上の工夫

Q14.パッシブ換気は24時間換気になりますか?

Q15.過ごし方の制限や工夫はありますか?

温湿度性能

Q16.パッシブ換気だと結露は大丈夫ですか?

Q17.床下空間に直接外気を取り込んでも大丈夫ですか?(温度が下がり危険ではありませんか?)

エネルギー性能

Q18.自然任せの成り行き換気では、暖かい空気の垂れ流しでエネルギーロスではないですか?

コスト

Q19.パッシブ換気を採用すると費用はどれ位高くなりますか?

維持管理

Q20.パッシブ換気はメンテナンスが必要ですか?お手入れは大変でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.1「パッシブ換気」の定義を教えて下さい。

A1.

建物内外の温度差、つまり室内の暖かく軽い空気が上昇する力を換気の主たる動力源とする「計画自然換気」です。

 

 

 

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Q2.パッシブ換気とはなんですか?

A2.

パッシブとは受動的=機械を基本としないという意味で、現在一般的な機械設備を用いるアクティブ=能動的換気の弊害を補って余りある大変優れた換気手法です。
パッシブ換気は建物そのものが装置となり暖房された室内と室外の温度差を動力とした自然エネルギーを利用するので機械を使いません。
換気量に揺らぎはありますが換気不足になることはほとんどありません。

 

 

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Q3.パッシブ換気に必要な事は何ですか?

A3.

建物の高い断熱性能と気密性能、室内で空気の循環がし易い計画、1階の床下への外気導入と床下暖房、煙突による排気、給気の予熱とデマンド制御。
(「在室時には換気量を増やし」「不在時には絞る」といった制御の事をデマンド制御と言います。通常の換気は、住い手の不在時にも貴重な熱を捨て続けてしまいますが、こうしたデマンド制御をすることで省エネが図れ、新鮮空気の床下供給時の冷やされすぎを防ぎます。)

 

 

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Q4.何故デマンド制御に湿度を使用するのですか?

A4.

生活と湿気の関係は、「じめじめ」や「結露」といった目に見えてわかりやすい事象からわかるように、密接な関係があるからです。

 

 

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Q5.パッシブ換気のメリットはなんです?

A5.

暖房と換気が同じ回路で循環するため気流感やホコリの拡散も少なくとても高い快適性が得られます。
また機械換気と違い自然の力を利用するため、壊れるところがなく電気代も不要です。

 

 

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Q6.デメリットはありますか?

A6.

電気を使う機械的に行う強いエネルギーとは違い、その微弱なエネルギーを活用するためには、住まい手がアクティブ(=係る)である必要があります。
主に冬季に効果が高く、夏季は冬季に比べてその効果を感じにくい。

 

 

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Q7.パッシブ換気は、快適に暮らせますか?

A7.

必要条件として高性能な住宅となるので、もちろん快適で健康に暮らせます。
また機械の様な強いエネルギーではないので気流感やファンの音も無く、住む人に優しい技術です。
そして機械に頼らないパッシブ技術は、壊れることがなくランニングコストもかからないのでお財布も快適です。

 

 

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Q8.全館空調とパッシブ換気の違いは何でしょうか?(お客様に説明する場合)

A8.

全館空調は機械を使って換気と空調を行いますが、パッシブ換気は建物そのものが装置となり、暖房と換気が同じ回路で循環します。
そのため、気流感やホコリの拡散も少なく、とても高い快適性が得られます。
また機械換気と違い、壊れるところがなく電気代も不要。そして空調に使用する設備は特別な物ではなく、市販のエアコン一台で暖房ができるので、イニシャルコストも抑えられ壊れた時も更新が容易です。
またメンテナンスも不要です。

 

 

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Q9.冬・夏それぞれの過ごし易さはどうですか?

A9.

冬:家中の温度差が少なく、建物そのものが温まるので大変快適です。
夏はパッシブデザインを活用した工夫で、使用エネルギーを大きく減らせ自然の涼しさを活用した暮らしが実現できます。

 

 

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Q10.パッシブ換気を使用できない地域はありますか?

A10.

沖縄地方以外は蒸暑地域も含めて活用できます。

 

 

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Q11.パッシブ換気を採用すると、間取りに制限はありますか?

A11.

パッシブ換気は建物そのものが装置となり、換気と暖房を同じ回路で循環させる為、換気と暖気が循環しやすい「オープンな間取り」で「コンパクトな住宅」に最適です。

 

 

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Q12.断熱材はどのような物を使うのですか?

A12.

断熱材の指定はありませんが高い断熱性能が必要です。
最低でも、断熱性能として熱損失係数Q値が1.9W/m2K以下で、正しい断熱施工が出来る事が条件です。

 

 

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Q13.気密について教えて下さい。

A13.

微弱なエネルギーである自然エネルギーを活用したパッシブ換気を有効に働かせるためには、その建物外部の影響を受けないように高い気密性能が要求されます。
最低でも気密性能C値が1cm/㎡以下になるようにする必要があります。

 

 

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Q14.パッシブ換気は24時間換気になりますか?

A14.

パッシブ換気は、夏を中心とした温度差がない時期は、風の力が中心となるので働きが弱くなります。
従ってその時期は、機械換気を併用して換気をする必要がありますので、通常通り24時間換気を設置する必要があります。

 

 

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Q15.過ごし方の制限や工夫はありますか?

A15.

エアコン一台で暖房を行いますので立ち上がりが弱く、家全体に熱を配るタイムラグから局所的に温まりにくい所が出ることが有ります。
したがって、エアコンは基本的に連続運転させます。
逆に温まると、建物全体の熱容量で安定した室内環境が維持しやすいとも言えます。

 

 

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Q16.パッシブ換気だと結露は大丈夫ですか?

A16.

常に家全体がくまなく換気されるので、換気不足によって起こる結露やカビの発生の心配がありません。

 

 

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Q17.床下空間に直接外気を取り込んでも大丈夫ですか?(温度が下がり危険ではありませんか?)

A17.

給気予熱とデマンド制御により換気量を必要最低限に抑えます。
そして取り込まれた外気に、室内の循環空気をプラスして供給されるので大丈夫です。

 

 

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Q18.自然任せの成り行き換気では、暖かい空気の垂れ流しでエネルギーロスではないですか?

A18.

デマンド制御で無駄な換気を防ぎますので、従来の家より省エネになります。
また換気による動力エネルギーがかからないので更に省エネです。

 

 

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Q19.パッシブ換気を採用すると費用はどれ位高くなりますか?

A19.

前述3番にあるような、パッシブ換気に特徴的な部材の費用が必要になります。

 

 

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Q20.パッシブ換気はメンテナンスが必要ですか?お手入れは大変でしょうか?

A20.

給気口や排気口の汚れを掃除する程度で、その他のメンテナンスは一切ありません。
また壊れるところがないので維持費用もかかりません。