パッシブ技術研究会とは、パッシブ換気の温暖地・蒸暑地への普及を目指し、関東以西(関東から九州)において現実的で自然の力を上手く取り入れた住宅づくりを目指しています。

インフォメーション-パッシブ技術研究会

2016年7月勉強会

2016年7月31日

さる7月28日(木)7月勉強会が開催されました。

今回は会員向けの勉強会となりましたが、【夏のパッシブとブランディング戦略を学ぶ】 と題し大いに実例と戦略について学びました。

第一部はコンクスハウジングさんによる宮地モデルハウスの見学と熊井戸社長によるセミナーです。

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このモデルハウスは「スローライフな家」~パッシブで創る50歳からの平屋~ がテーマで、パッシブ換気を取り入れる為に、大屋根にすることで平屋でも高さが取れるようにし、それに開発中の換気塔(下記写真参照)を組み合わせることで高さを確保していました。

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この一年の結果が良ければ来年からは研究会でも提供出来るようになります。

そして、設計や仕様については、特に主婦動線に注意した設計を行い、仕様を決めるのにも細かい所に気を使っている事がとてもよくわかりました。

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そしてガンはストレスが原因の一番の理由ということからも、家でストレスが無いことを重視した設計になっています。

お客様へ対しても、業者目線にならないように常にお客様目線を重視。モデルハウスの案内資料にはご主人様用と奥様用の裏表にしたチラシを作成しとてもわかり易くなっていました。

また、このモデルハウスは、保健医療科学院の林先生と共同研究を行っており、中間季・夏季についてもパッシブ換気の可能性を広げる実験を行っており、可能性をさらに広げる検討をしています。

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第二部では「お客様から見た工務店とは? 」~お客様目線での企業ブランド作り~ 

と題し㈲制作室たつのこの吉田聖彦社長に講演いただきました。

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お客様目線で常に考える事の大切さや、ブランディングについて一般的に陥りやすい間違いを、とてもわかり易くお話いただき、特に我々がどんなことが出来るのかを具体的に提案することや、「広く浅く」ではなく「狭く深く」掘り下げるブランディングが大切で、お客様に寄って来て頂けるような提案を心がける、等とても勉強になりました。

参加メンバーそれぞれ大変に実のある一日となりました。