パッシブ技術研究会とは、パッシブ換気の温暖地・蒸暑地への普及を目指し、関東以西(関東から九州)において現実的で自然の力を上手く取り入れた住宅づくりを目指しています。

インフォメーション-パッシブ技術研究会

先月2月24〜25日にかけ、札幌市内においてパッシブシステム研究会の大合宿が開催されました。今回当会として7名で参加してきました。

初日に、いきなり一部のメンバーが玉突き事故のバスにたまたま乗車しており、初日の勉強会部分への参加が出来ないというハプニングも有りましたが、全員怪我等なく無事に合流することが出来ましたのは不幸中の幸いでした。

さて、大合宿の内容ですが、理事長の絵内先生からの挨拶から始まり、最初に北海道科学大学の福島先生による基調講演「パッシブここから!?」で、地域工務店がいかに戦うのかをテーマにパッシブ換気の優位点等についての講演がありました。

続いて「なんでも話そう生討論」と題し、事前アンケートで会員からの質問について、先輩会員から、様々な経験を元に解決 方法や答え、課題等の討論が飛び交い、大変有意義な情報交換の場となりました。

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夜は本州と北海道各地の会員同士、先生方との懇親を深め、昼では出ないような内容の深い情報交換や交流ができました。

2日目は北海道のパッシブシステム研究会の各WGの活動報告があり、その後「パッシブ換気量と室温の数値解析プログラム」の解説がありました。北大名誉教授の絵内先生を始め数値解析WGが3年がかりで開発した設計ソフトで、実際に操作して練習を行いました。色々と補正値をこれから作っていく必要がありそうですが、設計ツールとして強力な支援ツールになりそうで今後の検証開発が楽しみです。

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年一度の大合宿参加も今回3回目となり、年々北海道のメンバーとの距離も縮まり大きな収穫が得られました。